台風のせいで頭痛が我慢できません!

頭を押さえているOL

台風や地震が近づくと頭痛が酷く吐かないと楽にならない方のお話をよく聞きます。少しでも早く楽になって欲しいと思っています。

気象病とは、気候や天気の変化によって体調不良になる病気の総称です。特に台風が近づくと、気圧や湿度の変化が激しくなり、頭痛やめまい、疲労感、関節痛、吐き気などの症状が出やすくなります。これらの症状は自律神経の乱れが原因と考えられています。

黒板とパンダ

中医学では、自然界で起こる気象現象を「六気」といい、「風」「寒」「暑」「湿」「燥」「火」の6つに分類します。これらの気象現象が人体に影響を与えるときは「六淫」と呼ばれます。台風の場合は、「湿」が主な影響因子となります。

中医学的な治療法としては、以下のようなものがあります。

・漢方薬:体質や症状に合わせて適切な漢方薬を服用することで、自律神経のバランスを整えることができます。例えば、「湿」に強い「勝湿顆粒」があります。「しょうしつかりゅう」は、ビャクシ、ソヨウ、カッコウなど13種類の植物性生薬から構成され、これらの生薬から抽出したエキスを顆粒としたものです。
・養生法:食事や生活習慣を見直すことで、体内の湿気を減らし、自律神経の調整を促すことができます。具体的には、以下のようなことに注意しましょう。
・湿度が高い日、特に夏場は熱中症に十分注意しながら水分摂取量をやや減らしギミに、塩分摂取量をやや増やしギミにすことで、水分代謝を促進します。
・油っこいものや甘いものは控えめにし、さっぱりしたものや辛いものを多めに食べることで、消化器官の働きを高めます。
・温かい飲み物やスープを摂ることで、体温調節を助けます。
・ 適度な運動をすることで、血行を促進し、汗をかくことで体内の湿気を排出します。
・睡眠時間は7~8時間を目安にし、寝る前にはリラックスできることをすることで、自律神経の安定につなげます。カフェインの取り過ぎに気を付けてください。

この記事がちょっとでもいいねと思ったら右下のいいね!ボタンを押して教えてくださいね!

漢方の松澤薬局のロゴ